この本は一ヶ月以上前に東京の生活や人生に少し疲れてしまった時に購入した本だ 。金銭面や生活面で苦しくなって接何度東京から出て行ってしまおうと考えたが、この本を読んで思い留まった
読んでみると作品そのものよりも浦沢直樹先生そのものの生き方が見えてくる
凜とした眼差しに机に向かう姿勢
沢山の資料や本に囲まれた作業部屋
ご自身が少年のころ見た大阪万博にご自身を照らし合わせて未来を見つめる姿はまさしく手塚治虫にそっくりだった
手塚治虫だって50年以上前、まだ日本が戦後から復興して間もない時に高速道路や新幹線・ロボットがある未来を予想したのだから。
浦沢先生の絵やストーリーは人間臭くて少し人間の嫌な部分や大人の事情やドロドロした表現がある
だからこそ読者は自分に照らし合わせて共感が持てるのではないだろうか?
私は浦沢先生のドロドロした表現を読むとスカっとする
ああ、人間 人間らしくていいんだな とか
完璧じゃなくていいんだな
とか 思えるから
案外 絵コンテが完成かつ雑で共感が持てた
けれど先生の持つ建物に対する美学や人間っぽさを持つ表現は素晴らしいと思う
さすがは 世界の 「URASAWA」ですね!
こんな素敵な先生に憧れます。いつか浦沢直樹先生に会うのがひそかな夢の一つ。